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| 柔らかな質感を呈する志野釉は、釉垂れや柚子肌・緋色・鉄絵の多様な景色が織り成す味わい深いものとなり、飽きの来ない佇まいを堪能させてくれます。 |
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| 左面はシットリとよく融けた質感となり、右面の釉薬の縮れを湛える質感と対比の妙を感じさせ、志野ならではの趣を持つ佇まいとなっています。 |
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昭和の志野名工の一人に奥磯栄麓という作家がいらっしゃいます。当廊が開廊した昭和63年には既にご逝去されており直接そのお人柄を知ることはありませんが、氏の作品の良品は加藤唐九郎さんの佳品に勝るとも劣ることは無く、もっと評価を受けても良い陶工だと思います。
大覚さんは奥磯栄麓氏の長男として生まれ、父の遺業を引き継ぐ形で作陶を開始され、主に志野や織部などの茶陶を中心に制作を続けられておいでです。 |
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| 見込にはシットリとよく融けた志野釉は煌くような酒映りを予感させ、側面の釉薬の縮れも作品に味わいを加味しています。 |
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| ザックリとした質感のもぐさ土は、しっかりと焼上げられることによりシットリとした質感を呈し、縮緬ジワや箆跡の土肌が野趣を添えています。 |
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